○○-guy
産業組織論の人たちでは特定の財の研究で名前が知られていると○○-guy (○○はその財)と呼ばれるようになるらしい。
国際経済学や開発経済学でも特定の財・産業のデータを使うことはあって、以下のような研究があります。[後でもうちょっと何か思うところを付け足します。]
チキン野郎、バラ野郎、パイナップル野郎、サッカーボール野郎どもでトップジャーナルに載ってる人たちは知ってる。今外出中なのであとでリンク貼るか。豚野郎は知らない。ダイヤモンド野郎は知ってるがトップジャーナルかは知らない。ワイン、コーヒー、アパレルは多くて○○野郎になるかは?>RT
— 手島健介 (@tetteresearch) 2017年8月30日
グレーザー先生に魚野郎と呼ばれた身としては、魚、野菜ではまだ具体性に欠ける(コンクリートでないw)と思いますので一層の鍛錬を積みたいと思います。
— 手島健介 (@tetteresearch) 2017年8月30日
経済学トリビアですが、確か世界で最初のヘドニック分析は1920年代にアスパラガスでやられているはず。長さとか色とか。
— 手島健介 (@tetteresearch) 2017年8月30日
チキン (2015 JPE) https://t.co/zNid4KlCje バラ(2015 AER) https://t.co/VWjxMQxYbu パイナップル(2010 AER) https://t.co/R2sTDKrJ4i https://t.co/TDRuwE87DX
— 手島健介 (@tetteresearch) 2017年8月30日
サッカーボール(QJE近刊)https://t.co/VPcbOUPmba ジャガイモ(QJE 2011)https://t.co/SQTyhzSsv4 ダイアモンド(2007 AER) https://t.co/ClG055iuYg https://t.co/TDRuwE87DX
— 手島健介 (@tetteresearch) 2017年8月30日
個人的には前ツイートしたリンク先のような、なにそれ?というような財から、どのような場合に植民地貿易が収奪的でないことがありえるのか、という大きな問いに光をあてようとする研究に憧れる。具体的指摘は控えるが5年前初稿で本人のHPにまだ載ってないしいろいろ問題あると思うけど。 https://t.co/rCk03LRrRC
— 手島健介 (@tetteresearch) 2017年8月30日
○○野郎というが、こういう特定の産業、財に焦点をあて企業間関係などを研究するタイプは(バラ輸出のAERが典型例であれは男2人だが)開発経済学で女性も多いと思う。ただこの手の話ってストーリーが"sexy"かとか業界で当然のようによく使われるのはあれかも。男にもセクシーさはあるが。
— 手島健介 (@tetteresearch) 2017年8月30日
そういうば、Nunn and Qianのじゃがいもでなくて、別のUS対外食糧援助が紛争を増加させたという2014AER論文の、クロスセクションのある種の初期条件と時間ショックを組み合わせる実証戦略に疑問を提示したWPが出たが、https://t.co/P5wmdPb3Sy
— 手島健介 (@tetteresearch) 2017年8月30日
これは、じゃがいも、ダイアモンド、もしくはコロンビアの資源価格と農産物価格が紛争に与える異なる影響の論文とか、中国で(女性労働集約的な)お茶価格が女児生存に与えた影響の論文とか、割と多くの特定の財にフォーカスして何かを示す研究に影響する話だと思う。
— 手島健介 (@tetteresearch) 2017年8月30日